FFヒーターはキャンピングカー買取価格に影響する?査定アップのコツは??

キャンピングカーの装備オプション

個人的にキャンピングカーで一番重要だと思う装備が「FFヒーター」

冬場や寒い地域での車中泊を快適にしてくれる装備ですが、実は買取査定にも影響を与えます。

このガイドでは、FFヒーターの仕組みから、売却時の評価ポイント、さらに高く売るためのメンテナンス方法まで、わかりやすくお伝えします。

FFヒーターって何?

FFヒーター(Forced draught balanced Flue systems)は、冬の車中泊や寒冷地でキャンピングカーの居住性を大幅に向上させる重要装備です。その特徴は・・・

エンジン停止中も使える暖房器具

独立燃焼方式なので、車の動力がなくても安定して温めてくれます。アイドリングなしで真冬に車中泊が可能です。

車の空気が汚れない

外の空気を取り入れて燃焼。排気も外にするので、車の中の空気が汚れません。もちろん一酸化炭素中毒の心配もありません。

車の燃料を共用・低燃費

要は石油ファンヒーターですが、燃料は車のガソリンや軽油を流用します。そして使う燃料もわずか(1時間あたり最大0.27リットル)そのため稼働時間が非常に長いのが特徴です。

FFヒーターの有無でどれくらい査定額が変わる?

FFヒーター装備車は(非装備車を比べて)プラス評価を受けることが多いです。

程度にもよりますが、おおむね5万~15万円程度高値が付くでしょう。

その理由は

人気のオプションで中古需要も高い

キャンピングカーの中で1・2を争う人気のオプションです。中古車を買う方から見ても必須級なので、装備済みの車両の方が高く売れます。

新品施工なら30万円前後

FFヒーターは新品の取り付けで本体+各種工賃で30万円前後~が相場です。その他オプションがつくと更に高額に。正常に動作するものなら10万円以上のアップも妥当です。

メーカー・ブランドで査定は変わる?

装備されているFFヒーターのメーカーで査定額は変わるのでしょうか?

大体の傾向をまとめてみます。

ブランドポイント評価傾向
Webasto(ベバスト)世世界シェアNo.1、高い信頼性と部品供給体制安定稼働実績として高評価。プラス査定
Eberspächer(エバスペヒャー)ドイツ老舗ブランド、欧州主要市場向け製品高い耐久性評価、メンテ記録があればさらに加点
国産ブランド(ミクニ等)国内サポート体制が充実、コストパフォーマンス良好海外ブランドより加点幅は小さくなりがち

Amazonなどで売っている安物の中華ヒーターは、査定アップとならない可能性が高いでしょう。

さらに査定アップ!?FFヒーターオプション

FFヒーターのオプションをつけている場合は、さらなる査定アップもあり得ます。

オプション構成は査定シートに明記し、写真やリストで提示すると査定士に適切に伝わります。

デジタルコントローラー

温度調整できるコントローラーは需要の高いオプションです。これがないと設定した温度で止まらないのですぐ暑くなります。

外部温度センサー

デジタルコントローラーとセットで使うことが多いオプションですが、取り付けのない車両が多いので、あれば積極的にアピールしましょう

温風ダクト増設

車内の複数エリアに暖房を行き渡らせる配管追加は、後付けではなかなかやりにくい工事。快適性がアップするオプションです。

やっておきたいFFヒーターメンテナンス

売却時に評価されやすくなるため、メンテナンスはしっかりと。

定期稼働テスト

最低月1回は、動作状態と異音・異臭の有無を確認するようにしましょう。ヒーター内部に残った古いガソリンを燃焼させる意味でも大切です。

吹き出し口と配管の清掃

吸気口や排気口、配管のホコリ・ゴミを取り除き、風量確保。また査定時はヒーター周辺の掃除もしっかりしておきましょう。印象が変わります。

専門店での定期点検

安全に使うためにも、査定評価の面でも、プロのチェックを受けておくのが安心です。また点検を受けた際には記録簿を残しておきましょう。

まとめ:FFヒーターで査定アップのコツ

FFヒーターは重要な装備品ですので、キャンピングカー査定に影響を与えます。

数万円の差になることもあるので、以下のような準備をしておくことをおすすめします。

  • 装備リストの準備:機種名、取り付け日時、メンテ履歴を表形式でまとめる。
  • 稼働動画の撮影:ヒーター起動中の様子をスマホで撮影する(オンライン対策)
  • 季節問わずメンテ継続:売却準備はいつでも始められます。
  • オプション情報は先出し:査定フォームや事前ヒアリングで、オプション内容を伝えておく。

あなたのキャンピングカーの価値を最大限に引き出しましょう!