キャンピングカーを売るとき、「エアコンがあると査定額って本当に変わるの?」と気になりますよね。
結論を言うと、夏場や電源サイトでの車中泊需要が高まる中、エアコン装備は“快適性”だけでなく“買取価値”にも関わるポイントになっています。
この記事では、キャンピングカー買取におけるエアコンの知識全般について解説します。
な売却前の準備にぜひお役立てください。
エアコン装備が買取価格に与える影響は?

具体的にエアコン搭載でプラス何万円というデータはないですが、同じグレードのない車両に比べてかなり高額査定になる傾向があります。
というのも、人気の装備かつ超高額のオプション。中古市場でも高値が付くからです。
たとえば、これ
↓↓

ほぼ20年落ち、走行距離10万キロ前後。で400万円!
ちなみに同じくらいの程度でエアコンなしの車は
↓↓

この車もエアコン以外はフル装備といっていい充実装備。電子レンジまで積んでます。四駆だし。
価格差は188万円!
もちろんエアコンだけの価格要因ではありませんが、すごくわかりやすい例だと思います。
買取に関しても10万円~100万円くらいの差(システムによる)は出るでしょう。
家庭用ビルトイン型 vs 車載用ポータブル型

キャンピングカーに搭載されるエアコンは大きく分けて3種類です。
家庭用ビルトイン型(100V)
住宅用の壁掛けエアコンです。
室外機設置や配管の工事が必要で、工事費込みで約100万円~のオプションです。
見た目もわかりやすく、中古市場でも人気なので、買取時もかなりのプラス査定になります。
車載用ビルトイン型(12V)
2020年頃から普及してきたタイプです。
家庭用よりコンパクトなのでバンコンに搭載されるケースが多いです。
リセールバリューは家庭用エアコンに次ぐ高さです。
ポータブル型
車に常設せず、必要な時に持ち込むタイプです。
キャンピングカーのオプション・装備というよりは、単体の家電・ガジェットとみなされるので、価格的な評価は低くなりがち。
とはいえ、キャンピングカーの快適性をアップし、弾数の少ないアイテムなので、査定時は積極的にアピールしましょう。
査定時にチェックされるポイント

エアコンは装備しているだけでなく、動作・安全性・清潔度などが査定時に細かくチェックされます。
たとえば
動作テスト
冷風・送風が正常か、設定温度で動くかは当然確認。
フィルター状態/清掃・痛みなど
フィルターのカビや汚れは確認されます。また室外機の痛みも確認対象です。
騒音・振動
施工の安定性や、動作時の音も重要。ルーフトップ型はモーター音も査定ポイントに。
電源システム
サブバッテリーのシステムや、外部電源への切り替えも見られます。当然長く動かせるシステムの方が高査定に。
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これらを売却前に自分で一通り確認しておきましょう。
売却前にやっておきたいエアコンメンテナンス

少しでも査定の印象をよくするため、次のメンテナンスはやっておいてください。
フィルター掃除・内部洗浄
フィルターや内部のファンはできる限りきれいにしましょう。清掃業者を入れないといけないくらい汚れていると査定にひびきます。
室外機の掃除・増し締め
汚れや泥を落として風通しを改善。塗装や腐食もチェック。また常に振動にさらされるので固定部位のネジ締め直しもやっておきましょう。
まとめ:エアコンの査定評価は高い。こまめなメンテを
キャンピングカーの(家庭用)エアコンは搭載時にかかるお金も桁違いですが、その分高く売れます。
価値低下が少ないオプションのひとつです。
日ごろからメンテナンスをしっかりして、ぜひ高評価を勝ち取ってください。