キャンピングカーを売却する際、「トイレがあるかどうかで査定額は変わる?」のでしょうか。
この記事では、トイレ装備が査定にどう影響するかを、業者事例や市場動向を踏まえて解説します。どのタイプが有利なのか、ラップ式トイレの台頭による影響、さらには売却前のチェックポイントまで、必要な情報をすべて押さえましょう。
トイレの有無が査定額に与える影響

車中泊や長期旅を楽しむユーザーにとって、トイレは快適性を左右する人気の装備。
買取専門店では多くの場合プラス査定の対象です。
トイレの方式、程度や状態にもよりますが、数千円~数万円のプラスになるケースが多いようです。
ただし、動作不良や汚れがひどい場合などは、マイナス査定の要因となります
状態が良いことを示すために、清掃済み&消耗品交換履歴をまとめておくと安心です。
主なキャンピングカーのトイレの違い

キャンピングカーのトイレといえば、主にマリントイレやカセットトイレ、固定不要のポータブルトイレなどがあげられます。それぞれの違いを表にまとめました。
種類 | 特徴 | 査定上のポイント |
---|---|---|
マリントイレ | 汚水タンク式、設置は本格的。重量・手間大。 | 装備の高級感が加点要因 |
カセットトイレ | タンクを取り外し排出。国産キャブコンで定番。 | メンテ性の良さが評価されやすい |
ポータブル | 持ち運び可能で汎用性高。バンコンに搭載されていることが多い。 | 簡易装備だが新品同様なら加点可能 |
それぞれメリット・デメリットがありますが、査定では「メンテナンス」や「高級感」が重視される傾向にあります。
ラップ式トイレの台頭と既存トイレの価値

近年「ラップ式トイレ」(例:クレサナ)の人気が上昇中です。使用後にビニールで自動密封し、匂いや汚れを抑える仕組みが特徴。
現時点では、既存のマリン式やカセット式トイレが大きく価値低下する事例は少ないですが、今後ラップ式の普及が進むと、メンテ性に劣る従来式の評価には影響が出る可能性があります。
現状では、水洗式のトイレは旧世代型という評価はされていません。
売却時チェックポイント—清掃から証明まで

トイレの搭載が少しでも高く評価されるよう次の項目はチェックしておいてください。
これらを事前に整えておくと、「きちんと管理されている」と査定士からの信頼を得やすくなります。
まとめ:トイレも立派な査定装備
キャンピングカーのトイレは人気の装備なので、ある方が高く売れます。
ただし、新品装備価格からすると査定額のアップ幅は小さく、決してリセールバリューが高いオプションとはいえません。(まったく不要な人も一定数いるため)
少しでも付加価値を上げるために、掃除やメンテナンスはしっかりと。トイレの種類に応じたアピールで高評価を勝ち取りましょう。